2020年3月2日 岐阜新聞 分水嶺 今すべきは「議諭の進め方に合意を得ること」

岐阜新聞 2020年3月2日
分水嶺
原発から出る核のごみの処分は頭の痛い問題だ。地層処分とするよう国は決めるが埋設後も厳重な管理が必要で、隔離期間は何万年という気の遠くなる長さだ▼国が最終処分場の候補地となり得る地域を示す地図を公表して2年余になるが大きな動きはない。原子力施設の立地には地元の同意が必要とされるためだ。▼原子力施設に対する民意を強く感じたのが、20年前に三重県であった芦浜原発計画断念の動き。県内で多くの反対署名が集まり、知事が撤回を表明、電力会社は建設を取りやめた▼瑞浪市では日本原子力研究開発機構の瑞浪超深地層研究所が閉鎖される。地元の反対で予定した機構所有地に建設できず、市有地を借りたことから貸借期限を迎えた。市と県も期限厳守を求める▼原発と原発に関わる研究所、再稼動の動きにも地元は敏感だ。一方で国が県内の自治体向けに行った核のごみ処分の説明会では、調査を受け入れる地域への交付金や支援制度による振興策が強調された▼地層処分自体もだが地域振興策により目が向くような説明の仕方には疑問かある。大切なのは最終処分場の最適地を民主的に選ぶための議諭の進め方に合意を得ることではないか。

https://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/001/253/27/N000/000/000/158434681236657068805-thumbnail2.jpg?1584347435340

◆゛地域を金で買う゛が露骨な国の説明資料 p.10 p.19, p.20 p.,23等
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リンク
 
  「複数地域での文献調査の実施に向けた当面の取組方針について(自治体説明会資料)」 
    2020.1資源エネルギー庁資料( p.10、13、16、19、20、23 等)
  https://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/001/253/27/N000/000/000/158434712143927553722-thumbnail2.png?1584347122675