幌延深地層研究計画 終わりなき延長はあり得ない! 1998年10月 幌延計画根幹「全体の期間は、20年程度」守れ

 原子力機構は1998年10月、動燃から核燃料サイクル開発機構に改組した際、「研究期間を20年程度」と明記して深地層研究所(仮称)計画」を提示しました。この計画案6㌻の「5.3 スケジュール」の項に「全体の期間は、20年程度を考えています。」とあります。
  別表1「研究スケジュール」リンク
1998.10   幌延計画.png
 このスケジュールと「全体の期間は、20年程度」は、幌延深地層計画の基本であり、根幹です。守るのは当然です。

 ところが、原子力機構 幌延深地層研究センターは、 今年8月2日に「令和2年度以降の幌延深地層研究計画(案)」 href="https://www.jaea.go.jp/04/horonobe/press/31/pdf/190802.pdf" target="_blank"><リンク>では、末尾の7㌻に、驚くべき記述があります。
 「これらの研究課題については、令和2年度以降、第3期及び第4期中長期目標期間を目途に取り組みます。その上で、国内外の技術動向を踏まえて、地層処分の技術基盤の整備の完了が確認できれば、埋め戻しを行うことを具体的工程として示します。」

 世界的に地震多発国日本で、地質が複雑に入り込む日本、地下水が豊かな日本で、1万年とも10万年とも言われる核のごみ処分研究に対し、「地層処分の技術基盤の整備の完了」するとは、どこの誰が、どのような基準で評価するのでしょうか。
 そもそもできるのでしょうか。
 あり得ない想定を持ち出して、まだ整備は完了しないと、研究を引き延ばすための口実です。
 
 原子力機構は核燃料サイクル開発機構1998年10月に研究スケジュールを示した際の計画沿って研究を進めたはずです。

 核のごみ処分事業は社会の信頼が全く得られていません。
 その一因は、原子力機構のその場しのぎの計画やご都合主義の勝手な変更、隠して進めた処分研究(特に岐阜県東濃での膨大な事例)の数々。
 そして幌延でのご都合主義の計画変更にあります。
 約束の「20年程度」を守るべきです。

 そして、報道タイトルにあるように、原子力機構の期限無き延長という本音が明確になってきました。

◆報道
  北海道新聞  リンク
研究延長の可能性に言及 幌延深地層研所長
10/31 21:02  

 日本原子力研究開発機構・幌延深地層研究センター(宗谷管内幌延町)の研究期間を延長する計画案について、道と幌延町は31日、札幌市内で4回目の確認会議を開いた。計画案では延長を2028年度までをめどとするが、機構は研究終了の条件が整わない場合、再延長する可能性に言及した。

 同センターでは高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の地層処分を研究する。計画案は、当初計画で01年から「20年程度」としていた研究期間を、28年度までをめどに延長する内容。

・朝日新聞
幌延深地層研研究、28年度以降継続も  リンク
有料記事 2019年11月1日09時40分
 原子力機構、「確認会議」に文書
 日本原子力研究開発機構(原子力機構)は31日、高レベル放射性廃棄物の地層処分を研究する「幌延深地層研究センター」(深地層研、北海道幌延町)について、2028年度以降も研究を継続する可能性があることを明らかにした。28年度以降の延長の可能性について、機構が具体的に言及したのは今回が初めて…


◆どうする ゛核のごみ゛~北海道・幌延から
滝川さん
・おざなりな「回答」を容認し、「取りまとめ」急ぐ確認会議  リンク
 2019/11/01  01:46


・ 曖昧な「回答」くり返す原子力機構~期間延長めぐり第3回「確認会議」 リンク
2019/10/24  02:40


◆北海道庁
幌延町における深地層研究計画について リンク

資料、議事録
   第1回~
   第4回 10月31日の資料、議事録は11月5日の週にアップしたいとのこと。