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zoom RSS 田中規制委員長の「事実誤認」発言こそ『誤り』との報道を求める 高浜原発運転差止仮処分弁護団が会見

<<   作成日時 : 2015/04/17 02:15   >>

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 本年4月15日原子力規制委員長が定例記者会見で、高浜原発3、4号機運転差止仮処分決定には「事実誤認がある」と発言しました。
「○田中委員長 私も細かいことを全部調べているわけではありませんが、耐震重要度分類で給水設備はBだと書いてありますけれども、これはSクラスです。それから、外部電源のところですけれども、外部電源について、SBOを防ぐということで、我々は非常用発電機とか、いわゆる電源車とかバッテリーとか、いろいろな要求をしております。外部電源は商用電源ですからCクラスですけれども、非常用電源についてはSクラスになっています。ですから、ざっと見ただけでも、そういった非常に重要なところの事実誤認がいくつかあるなと思っています。」など。」 
(p.7 原子力規制委員会 2015.04.15委員長記者意見速記録)<リンク>
                 
画像

 決定の「別紙3」(「実用発電用原子炉及びその付帯施設の位置、構造及び設備の基準に関する規則の解釈」について次のように定める。)

この発言を各社が報道しました。

日本経済新聞 2015年4月16日
 「原発新基準「見直さず」 高浜差し止めに反論
  規制委員長「地裁に事実誤認ある」 見解の隔たり鮮明に」<リンク>

産経新聞
  「産経新聞2015.04.16
規制委委員長、高浜仮処分で反論「事実誤認いっぱいある」<リンク>
産経新聞4月16日(木)7時55分配信


毎日新聞 2015年04月15日 
  「高浜原発:福井地裁仮処分に田中氏「事実誤認がいっぱい」」<リンク>
    
  朝日新聞 2015年4月15日
  「高浜原発の仮処分決定に反論 規制委「事実関係に誤認」」<リンク>

  高浜弁護団が田中原子力規制委員長の「事実誤認」発言こそ、「誤り」であり、報道機関はこのことを確認して報道すべきだと、本年4月16日司法記者クラブ会見「 川内原発運転差止仮処分について」冒頭で説明しました。
        記者会見の動画にリンク

・河合弁護士
 高浜弁護団共同代表の一人の河合です。
 今日は日経新聞その他で(規制委長が)あの決定には事実誤認がある、だからたいしたことないんだということを言っているのですが、それは全くの間違いだと言うことを説明します。

 原子力規制委員長は実際には耐震クラスSとなっている使用済み核燃料プールの冷却設備がBとされていることを例にあげた、とあります。
 これは全くの間違いです。決定※のp.42に(下から2行目)「また使用済み核燃料プールの冷却設備は耐震クラスとしてはBクラスであるが(別紙3の別記2の第4条2二参照)」とあり、その「別紙3」は原子力規制委員会が出した「規則の解釈」(「実用発電用原子炉及びその付帯施設の位置、構造及び設備の基準に関する規則の解釈」について次のように定める。)と称する書面の55ページで決定の48ページに、Bクラスとして「使用済燃料を冷却するための施設」と記しています。
ということは(決定は)原子力規制委員会の決めた規則に基づいて書いている。

海渡弁護士
 原子力規制委員会の委員長が自分の作った規則も理解していないということがわかった。

河合弁護士
 非常に恥ずかしいことです。何とかこの決定の効果を薄めようとしている。
 関電は第8回口頭弁論調書で「使用済み燃料冷却ピットは耐震クラスとしてはBクラスであるが」と書いてあり、Bクラスと認めている。
 だけど「実際には基準地震動Ssに対しても十分な耐震性を有している」と関電が自分で言っているだけで、これ(使用済み核燃料プールの冷却設備)は規則ではBでいいということが確定している。あっちはそうだけどSクラスにあげてあると言う。

海渡弁護士
 余裕があると言っている。

河合弁護士
 実際にそれは規則の問題ではなくて、事実そうしている。事実そうしているかどうかどうかわからないわけです。相手が言っているだけ。
 だから田中委員長の反論は全くなっていない。こういうことで反論ができているというのは恥ずかしいので、「事実誤認」の誤りを追求されたと報道してください。そうしないと国民はあの決定はいい加減な決定だと誤解します。

海渡弁護士
 この点は、形式的に確かめられることです。決定の中で、裁判所は規制委員会が作った文書を引用してこの決定を書いています。裁判官に対する名誉毀損のような面がありますから。「事実誤認あり」とこんな大きな記事を書くなら、「事実誤認ある」と括弧が付いているので良いけれども、「事実誤認」かどうかは、各社に専門家がおられるでしょうから、規制委員会が出している別紙ですから、別紙を見た上で、どっちが正しいかどうか見識を持って書くべきだと、はっきりと言います。

※2015.04.14 高浜原発3、4号機運転差止仮処分申立 決定本文アドレス


◆原子力規制を監視する市民の会のブログにに、以下の記事が掲載されました。
 
「高浜原発の運転差止め仮処分〜田中俊一委員長の「事実誤認」は2重の意味で事実誤認〜元原子力安全委員会参与の滝谷氏より」<リンク>
 より詳細な内容です。




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