日本版核のゴミ「地域の発展ビジョンのイメージ」提案 狙いは 「鼻先にニンジン」で受入検討地域誘導

 経済産業省は2019年11月29日、第35回放射性廃棄物ワーキング開催し、日本版核のゴミ「地域の発展ビジョンのイメージ」を公表しました。
 各地で育ちつつある高レベル放射性廃棄物処分場やその処分について「より深く知りたい」グループを現状の50から100に倍増させ、競わせる計画か?

第35回放射性廃棄物ワーキング資料 リンク
   
資料1: 複数地域での文献調査の実施に向けた当面の取組方針について(エネ庁提出)
    リンク

p.7~p.12② 「より深く知りたい」関心グループのニーズに応じた情報提供を強化
      →日本での「より深く知りたい」関心グループ

p.15処分事業を具体的に考えていただけるような情報提供
      →諸外国の事例など

p.22 日本版「 ②地域の発展ビジョンのイメージ」
「医療充実、交通インフラの整備等、「対話の場」等も活用しながら、地域の抱える課題を把握し、それに貢献する取組を提示・具体化していく(交付金や様々な支援制度も活用)。」
      

 国の関与が一段と強まり、地域をお好のカラーに染め上げる提案。
 国は「カネ」以外に対応策無し。
   2019.11.29 35回放射性廃棄物ワーキンググループ.png

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経済産業省の面子
今年6月のG20軽井沢大臣会合で合意の「成果」として、第1回最終処分に関する政府間国際ラウンドテーブルでの議論(概要)を公表
 
当ブログ関連記事: G20利用 核のゴミ処分地押しつけ国際会議設置  政府のもくろみ達成なるか?リンク

◆聚楽浩太委員の意見
NUMO「地層処分に係る社会的側面に関する研究援事業」について(意見)
 リンク

 聚楽委員の意見書が提出されなければ、下記の松岡俊二教授のNUMO批判を知ることができなかった。
 NUMOは聚楽委員の指摘を受ける前に、下記批判を公表すべきだった。

NUMO「地層処分に係る社会的側面に関する研究」プログラムについて
2019 年10 月7 日
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授 松岡 俊二
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・「学術研究とは評価し難いものが、長年の原子力業界などのサポートで実施されてきた事業として今回のNUMO 研究プログラムに採択されていた」
・「学術研究としての独立性(資金を提供している特定の業界のための研究は行わない)に疑義があるものが幾つか存在」
・「研究実施が実質的にほとんどされていない研究プロジェクト」


◆NUMOの三菱総研委託事業
地層処分の社会的側面に関する研究
7研究の成果報告
◆発表動画 リンク 

◆地層処分の社会的側面に関する研究概要
  リンク

秋吉 美都専修大学人間科学部教授 の報告は国やNUMOに都合のよい結論、事例も形ばかり
  2019年5月に大学生を対象とするワークショップで地域での地層処分場受容について、多数決型ルールMR(多数決型ルールmajority seeking rule)はCR(コンセンサス型consensus-seekingrule)比べて不安感を抑制し、熟議を促すことが確認された。
 多数決で押し切るという、決定方針を推奨。「熟議」の意味を問いたい。