瑞浪市の情報公開 請求に対する「不服申立認容裁決通知 決定通知」の顛末

9月6日 瑞浪市の総務課にFAXで、以下の開示請求を提出しました。
  請求文書:原子力機構が瑞浪市にした、正馬様用地と広域地下水流動研究のボーリング孔閉塞についての記録。

 自治体の開示請求から決定までの機関は15日間(開示、不開示共)です。
 請求当日、瑞浪市にFAX受信を確認しているので、9月6日の受付です。
 開示、不開示の決定は9月20日までに行う決まりです。

9月30日 瑞浪市の総務課に電話で確認
   決定通知を受け取っていない、どうなっているか。
   総務課は文書を持っている担当課に伝えると回答。   

10月1日 文書を持っている担当課から電話あり。
   探していたが見つからず、失念した(つまり忘れた)。
   開示請求を忘れていたとの対応は、はじめての経験です。
   条例に従って不服申立を行う以外にも方法があるか、情報公開の大先輩・寺町知正様に相談し、瑞浪市行政手続条例への申立をするとことにしました。

10月2日 私は瑞浪市に2通の申立書を提出しました。
   1.瑞浪市情報公開条例の規定(11条)を守らなかったことに不服申立書
     総務課の管理怠慢、文書を管理している課の不作為。

   2.瑞浪市行政手続条例(2条)の規定を守らなかったことへの申立書

 5月に瑞浪市企画課の記録が目を覆うばかりにひどいく、不服申立をしましたが、
 情報審査会も開かず、本人からの意見聴取もせず、顧問弁護士と相談。
 ある物は全て公開したと、無いものは出せないと却下しました。

 そして、今回の15日以内に開示、不開示の決定すらしないという状況は異様です。

 不服申立書、申立書を届けた際、瑞浪市総務課から、各部署に回覧したのに、企画課に伝えていなかった。
 総務課の誤りだったと伝えられました。唖然!
 
 申立書を取り下げたら、開示する文書を渡す。情報公開に対する態勢を見直したという反省文を渡すと申し出がありました。

 しかし、この申し出を断り、申立書2通を渡し、瑞浪市の2つの条例手続きに従って、対処するよう求めました。
提出した服申立書と申立書の写しを後日送付してもらいました。

 この経過を経て、10月11日に不服申立を認める「公文書公開決定等不服申立認容裁決通知書」を受け取りました。

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 瑞企第154号
令和元年10月11日

公文書公開決定等不服申立認容裁決通知書
不服申立人
兼松 秀代 様

瑞浪市長 水野 光二

 令和元年10月 2日付けであなたから不服申立てがありました件について、次のとおり 裁決しましたので通知します。

主文

 不服申立人が令和元年9月 6日 付けで行った公文書公開請求について、瑞浪市情報公 開条例第11条 (以下「 条例」という。)第 6項の規定により 瑞浪市長(以下「実施機 関」という。)が行ったとみなされる公文書非公開決定を全部取り消す。

理由
 1 不服申立ての趣旨及び理由
   (1)趣 旨
 不服申立人が令和元年9月6日付けで行った公文書公開請求について、実施機関が公文 書の公開を行うかどうかの決定を行わないことは、不作為の違法に当たる、というものである。

 (2) 理由
 不服申立人が不服申立ての理由としているのは、次のとおりである 。
 条例第11条第1項は、実施機関は公文書の公開請求があったときは、当該請求書を受 け付けた日から起算して15日以内に、当該請求に係る公文書の公開を行うかどうかの決 定を行わなければならないことと規定しているが、不服申立人が令和元年9月 6日付けで行った公文書公開請求について、当該期間を経過したにも関わらず、実施機関が公文書の公開にかかる決定を行わないことは条例の規定に反するものである。

2 当庁の認定事実及び判断

(1)認 定事実
①令和元年9月6日、不服申立人は、実施機関に対し公文書公開請求書を提出した。
②令和元年9月6日、実施機関は、不服申立人が提出した公文書公開請求書を受理し た。
③令和元年9月21日、実施機関が、公文書非公開決定を行ったものとみなされる。
④令和元年10月2日、不服申立人は、実施機関に対し不服申立書を提出した。

(2) 判断
  不服申立の趣旨は、実施機関の不作為の違法性の確認であるところ、条例第11条第 6 項は、同条第1項に規定する期間内に実施機関が決定を行わないときは、公文書の公開をしない旨の決定があったものとみなすことと規定しており公文書公開請求書を受け付けた日から起算して15日を経過する令和元年9月21日に非公開決定が行われたものとみなされる。
 しかし、不服申立人が令和元年9月6日付けで行った公文書公開請求にかかる 公文書は、条例第6条に規定する公開しないことができる公文書に該当しないことから、実施機関が行ったものとみなされる非公開の決定は誤りである。

 3  よって、本件不服申立て(審査請求)は理由があるので、行政不服審査法第46条第1項の規定により、主文のとおり裁決する 。

 4  公開について、次のとおり実施します。
公開請求に係る公文書の名称
  原子力機構が瑞浪市にした、正馬様用地と広域地下水流動研究のボーリング孔閉塞についての記録
公文書公開の日時及び場所
担当部課等

※なお、不服申立人が令和元年10月 2日付けで提出し た行政手続条例にかかる申立書 について、行政不服審査法に基づく審査請求であると解したが、この場合についても条 例第16条第1項の規定により手続きを進めることになることから、不服申立人が提出し た不服申立書及び申立書を併合して審査した。

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 別紙
公開の請求に係る公文書の名称等
 ファイル名:原子力機構関連綴
平成31.4.12 市議会全員協議会 原子力機構事業報告 事前説明資料
 
以上
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 こうして瑞浪市の公文書に不服申立と容認裁決の記録を残すことができ、よかったと思います。

 ただ、「条例第11条第 6 項は、同条第1項に規定する期間内に実施機関が決定を行わないときは、公文書の公開をしない旨の決定があったものとみなすことと規定しており公文書公開請求書を受け付けた日から起算して15日を経過する令和元年9月21日に非公開決定が行われたものとみなされる」との規定は、私ははじめてですし、寺町様も聴いたことがないとのことでした。