美浜原発30㌔圏 揖斐川町坂内地区の原子力防災訓練見学

 2018年11月25日、福井県美浜町に建設されている美浜原発3号機の原子力災害を想定した避難訓練が、30圏内の岐阜県揖斐川町坂内地区を対象とした原子力防災訓練があり、揖斐川健康広場で行われた、汚染検査、除染の手順、原子力防災学習会などを見学しました。

1.携帯への緊急メール受信
  大垣市から揖斐線で揖斐川町に向かう途中で携帯に揖斐川町で原子力防災訓練を行っているとの緊急メールが届きました。発信元は岐阜県と揖斐川町。
  少しでも多くの人に場合によっては危険性が伴う地域にいるのだという事実を知ってもらうことは良いことだと思いました。
  ところが電車に乗っている人は誰1人、メールについて話し合うことなく、無視されていました。回数を重ねたから慣れて無視するのか、無関心なのかわかりませんが。
  
2.自衛隊の除染車
  車のタイヤの後輪だけを数秒、極少量の水で洗ったことにしました。
  訓練とはいえ、「形ばかり」。
  使った水は、事前に簡易の水捨て場まで溝を掘り、排水槽を埋める。
  5分もあれば掘れる、汚れた水と水槽は持ち帰るとのこと。
          
画像

       
3.避難訓練会場の看板から「原子力」が抜けていてビックリ
            
画像



4.安定ヨウ素剤は事前配布せず

  岐阜県職員が対象地域の集合場所まで運ぶ、それが職員の仕事と、県担当者が答え、唖然としました。
  安定ヨウ素剤の調合が、輸送、問診、配布がすべて訓練に組み込まれているので、県職員が上記のよう答える葉当然ですが、避難訓練も7回目なので、「調合」や問診ではなく、事前配布で自己管理できるように体制を組み替える必要があります。
 県の配布が遅れることはあり得ることですし、事前にアレルギーの有無確認は済ませておくべきです。
 事前配布が必要では住民も安全と安心を得られると思います。
 岐阜県は国の方針が変わらない限り、変えられないようです。

5.代表者の汚染チェック、簡易除染と、国の指示通り
  1台の車に乗り合わせた人たちの中の代表者だけが汚染のチェックを受け、その人が汚染されていなければ、同乗者の全員が汚染されていないと見なされ、除染されない。
  高速炉の方法は、汚染の拡散、汚染の持ち込みの可能性が高い無責任な対応です。
  避難する対象が大きいためです。
  この部分だけをみても、原発に止めるべきです。
  県は国の指示に従うのみ。
  国は国民を守らないとつくづく感じました。
         
画像

            

 6.本格的避難場所への移動が必要 しかし移動の訓練なし 
  今回の避難対象地域は、この会場に移動することが避難ではありません。
  放射線量 によっては、ここから美濃市に避難する必要があります。
  ところが、避難先へのルートを確かめたことも、移動したこともありません。 
             
画像

 

7.パンフレット 「岐阜県の原子力防災」 で住民に説明
  
 「岐阜県の原子力防災」2017年11月発行  リンク のパンフで、岐阜県の放射能拡散シミュレーションが紹介されているのは6頁のみです。
「原子力災害対策強化地域」を指定し、想定される対策を講じることにしていると述べ、その地域を影響の度合いを色で示しています。
 6頁は放出原発を置かず、対象市町を色分けしているだけなので、平面的で自分との関わりが隠されてしまっています。

  8.原子力災害は単独では起きない!!
 県の原子力防災アドバイザーの名大井口哲夫氏は上記のように発言したようです。
 井口氏はチェルノブイリ事故もスリーマイル事故も複合災害にするのでしょうか。
 この方に、アドバイスを受けるのは、止めて頂きたい。

9.県は原子力事業者と安全協定締結を!! 
  

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック