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zoom RSS ドキュメンタリー映画『福島 六ヶ所 未来への伝言』試写(6月11日)の感想

<<   作成日時 : 2013/06/14 00:17   >>

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【追記あり 6月15日 もうお一人の感想を追加しました】

6月28日の岐阜市内での上映のために『福島 六ヶ所 未来への伝言』試写を行いました。

試写に参加してくださった三人の方の感想です。

< A.Yさん>
島田監督の目を通して、生命のいとなみ、その地に暮らす人々の苦しみ、怒り、不安、戸惑い、ふるさとへの想いが伝わってきました。
観終わってからも、いろんな場面が頭の中を過ぎります。
なかでも、青森県太平洋沖のマダラから、基準値を超える放射性物質セシウムが検出され、獲った魚を海に捨てている場面がとても印象に残っています。あのときの漁師さんの表情が忘れられません。

私は、東日本大震災後に、六ヶ所にある核燃料施設のことを知りました。
この映画を観てから、より身近に感じるようになりました。
そして、私の住む岐阜県でも同じことが起きようとしています。
気がついたときには、もう遅い。でも希望はある。
そんなことを、感じさせてくれた映画でした。

核は私達から全てを奪い取っていきます。
地上にある核のゴミをこれ以上、増やしてはいけません。
自然と、人とのつながりを大切にしたスローライフを、もう一度取り戻していきたい。
             
<A.Kさん>
福島に関する映画は多いが、この映画はその中でも大変優れたドキュメンタリーでした。インタビューを受けた人が自然な表情で自分の言葉で語っているのが印象的です。
福島と同時に六ヶ所も扱っていて、これが重要なことだと思いました。

事故処理もままならず、現在も人々は住みかや職、財産を失い子育てや農業に苦しんでいるのに、大間、東通、六ヶ所では今も建設が進んでいるのです。きっとそのことを知らない人はこの映画で知るでしょう。
過去に激しい反対運動があったことも。

六ヶ所の漁師が、『自分は漁以外に何もできない。
原発のために漁業をやめなくてはいけなくなったら、どうしたらいいのか?』と言っていたのが、心に突き刺さりました。
その人の生活したい場所、仲間、生きがい、生きる糧を奪う国の原発推進計画は絶対に許せないことだと思いました。


<徳山ダム建設中止を求める会 事務局長 近藤ゆり子さん>
「娘には絶対に言い負かされる」と力なく話す”再処理施設建設推進”の父親を、嗤うことはできるのでしょうか。

1995年から大垣の東境を流れる揖斐川の最上流の「日本一の巨大ダム・徳山ダム」の問題に関わってきました。
長くなりますが、2000年夏、堤体工事で徳山の山が大規模に崩され始めていく頃にある雑誌に書いた文から引用します。
<・・・こうした村の苦しみに対して下流住民の反応は鈍かった。70年代後半から80年代にかけて徳山ダム計画に対する鋭い批判を展開した論文が地元の知識人を中心に書かれているが、多くの市民には知られていない。80年代半ばから次々と離村・移転していく徳山村の人々に対して「ふるさとを出ていくのは可哀想」「村の人たちが補償金をもらって出ていくというのだから、外部の者がとやかく言えない」と反応するのがやっとであった。
 都市を基盤とする企業利益が「国益」の指標となり、「国策」としてダム計画を持ってくる。農山村はあらゆる意味で自立の条件と未来への展望を奪われ、何か志を抱く若者は都市を目指す以外にはないように信じ込まされてきた。「徳山ダムには反対運動はなかった」のは、都市による人と資源の収奪、経済発展と科学技術への信仰とがもたらした必然であった。>

<ある旧徳山村民が言う。「今でも村を出たのが良いか悪いか分からない。ただ出てきたことで、子供に教育をつけてやることができた。これだけは良かったと思っている。」
 首都圏に育ち、かつて大学を拒否して中退した筆者には、胸を突かれる言葉であった。学歴信仰は否定してきたが、都市で多くの情報に接する機会を得ることは、人としての幸福追求のための有利な条件となるという見方は否定していなかった。だがその背景には、東京を中心とする大都市を知性の頂点と考え、情報が一方的に流れるのを当然と考えてきた価値観、「進んだ都市と遅れた農村」という思い込みがありはしなかったか。そうであれば、たとえ「反体制」的な言辞を弄したとしても、中央集権・官僚支配の政治システムと表裏をなすものに他ならないのではなかったか。
 経済的条件もさることながら、この種の思い込みや価値観が、農山村住民の離村を促進させ、ダムや原発や産廃施設の受け入れを強いてきたのではないだろうか。>

 娘さんに言い負かされる、でも自分の選択を否定しきれない六ヶ所村の父親の姿は、私たちの来し方の投影ではないでしょうか。
 ダムと原発は違います。でも、「進んだ都市(の価値観が)」と「遅れた農村」に押しつけたという構造は共通しています。その価値観の積極的な担い手として、あるいは何となく流されて現役世代を過ごした私たち団塊の世代は、今の日本の惨状を作り出した責任の一端は免れられない。
 改めて、自分なりの「未来への伝言」をどういうふうにのこすのかを考えさせられました。

 多くの人に観て頂きたい映画です。
  
 徳山ダム建設中止を求める会事務局長ブログ にリンク      

リンク 

">【『福島 六ヶ所 未来への伝言』 6月28日(金)岐阜市で上映】 にリンク 

 会場案内、1日3回 上映会、監督トーク、予約申し込み、託児、問い合わせなどの案内があります。


 予約は電話080−5113−23135 兼松秀代 
 またはメールkanemf*kzh.biglobe.ne.jpまで  
 メールアドレスの*を@に換えて送信してくださるようお願いします。
   

あなたはいのちのバトンをわたせますか  島田 恵監督『福島 六ヶ所 未来への伝言』ポスターより にリンク

『福島 六ヶ所 未来への伝言』ホームページにリンク




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