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zoom RSS 核のゴミ処分場 地盤や法律は違えど押しつける手口は同じ

<<   作成日時 : 2017/03/20 18:54   >>

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2017.2.26  『 チャルカ〜未来を紡ぐ糸車〜』 上映会

上映後の監督講演

取材したフィンランドのオンカロとフランスのビューについて

 世界ではじめて核のごみ処分が決まったビュールを見学するために、ヘルシンキの空港を出て、街に行く道路はアスファルトなどはなく岩盤で出来ていた。岩盤をくりぬいてつくった教会があった。 ノーベル賞を創設したダイナマイトが必要なのだ。

ヘルシンキから約220`のオルキルオト島にTVO社のオルキルオト原発が2基あり、同じ敷地内にポシュバ社が運営するオンカロがある。オンカロは入り口から岩盤で、約20億年の古い岩盤です。日本は真っ直ぐにエレベーターで下りていきますが、オンカロは地下に螺旋状に岩盤をくりぬいた道を通って降りていきます。

 地震もほとんど無い安定したところですが、恐いのは氷河期の氷の重みで沈んで地震が起こること、氷河期の終わりに地震が起きる可能性だと言います。

・核のごみ処分場を確保しないと、新しい原発はつくれない。 

 オンカロは原発の6基分の核のごみを埋める容量がある。フィンランドは原発を新設するには、核のごみの処分場を確保する必要がある。オンカロは原発の6基分の核のごみを埋める容量がある。
  フィンランドには4基の原発があり、オルキルオトにもう1基建設中。さらに北に原発計画があるがそこの核のごみ処分の場所は確保されていない。また福島原発事故で規制が厳しくなるなどして資金が集まらず計画は進んでいない。
 
 
・日本も同じ方法で核のごみを処分出来るのだろうか
 フィンランドは岩盤の国だから地層処分できる(それが良いか悪いかは分からないが)
 日本で同じことが出来るだろうか。瑞浪では水がジャブジャブ溢れ、1日900トンも出る。日本は地下水が多い国。同じ発想で処分出来るのかどうか、疑問。
・フィンランドでは今、掘った場所の8割は使えるが2割は亀裂があって使えないとのこと。

・自治体、住民
 原発はオンカロがあるエウラヨキとロビーサの2ヶ所に2基づつある。
エウラヨキ町は人口6000人。処分場はエウラヨキ(オンカロ)以外に候補地はあったが、反対運動がありエウラヨキになった。
原発があったので受け入れる土壌があった。

 お金が落ちる(日本のような交付金ではなく固定資産税)、雇用があるので受け入れる。
今まで原発で大きな事故がなかった。
フィンランドもフランスも日本より情報公開する。オンカロの所長は情報公開しないといけないと言う。安全文化を誇りにしている。

エウラヨキは町中で受け入れている感じがする。町として広報、イベント、レクチャーをすることは無いという。これらは事業者がやること。きちんとやっているので、安心している。日本とは大きな違い。信頼されている感じがする。(行政を信頼する人が多い。)

・フィンランドと日本の違い
 フィンランドは新しい原発を建設するには処分場が決まっている必要がある。
→処分場が確保されていないと、新規立地は認められない。
日本は廃棄物を出しながら、処分場を探している。
フィンランドの北の方で2基原発をつくる計画があるが、処分場が決まっていないこと、福島原発事故後、出資も十分ではなく、計画は進んでいない。
日本の資源エネルギー庁は原発はエネルギーの問題であり、ごみは今既にあるのでから処分する必要があると、原発とごみ処分を分けて考えろと言う。

 フランスの地下研究所があるビュール村

 フランスのパリから東に約220`、ドイツに近いビュール村に核のごみ地下研究所がある。日本もフランスも都会から離れたところに研究所がつくられている。
 ビュール村は約90人の小さな村で周辺には50人、70人の村が点在している。

・ビュールにつくられた経緯
公募方式というか、関心を示した地域が28あった。対象の地層は粘土、岩塩、花崗岩の3種類。調査して10になり、4つになり、3つになった。フランスでは法律で研究所と同じ地層に処分場をつくることになっている。処分場はビュールと同じ地層につくる。

・ビュールと周辺の村
全村反対の署名をした村もあった。しかし研究所が出来て、お金が落ちた。
 ビュール研究所はオート=マルヌ県とムーズ県の2つにまたがつており、年に40億円入り、雇用とお金で表立った反対運動はない。
 巨大プロジェクトを覆すことができないというあきらめ。
 そこで働きたいという人もいる。
 周辺の地域では受け入れているように感じられた。

・フィンランドとフランスの例を観て
岩盤や法律は違うが、つくる過程の手口は同じ。 

  地方の貧しい過疎の地域。
  六ヶ所村は貧しい地域。核燃の前に石油コンビナート計画が頓挫し核燃が来た。
  人の心を金で買う。雇用が生まれる。地域に金と共に押しつける。地域の声を込み上げるのではなく押しつけるのは同じ。
  処分場を喜んで受け入れることはない。どこも手口は同じ。


                    文責 兼松秀代

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