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zoom RSS 核のごみ最終処分場 玄海町長が受け入れ前向き 

<<   作成日時 : 2016/04/27 14:41   >>

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 玄海町長は2013年にスウェーデンの処分候補地を視察し、2011年の東日本大震災以前から町議会とも非公式に議論をしてきて同じ考えが広がっていると思うと発言しています。また、町民の中からは処分場に応募したらどうかという声もあると説明しています。周到に準備を進めてきたようです。準備の中には資源エネルギー庁も含まれていたかもしれません。

 2009年3月に福島県楢葉町長が町議にも相談して応募を検討していると公表した途端に、町会議員住民からから反対の声が上がり断念しました。

 こうした経過から今の段階で、玄海町長が核のごみ処分場受け入れに前向きな話が報道さても、資源エネルギー庁としては諸手をあげて歓迎とは受け止めないでしょう。

 第2回自治体向け説明会を行い、今年中に「科学的有望地」を公表し、地域での議論を経た後に、国が申し入れる(?)なり自治体から応募してもらうことがベストで、今の時点で表明されると住民や周辺自治体と住民、佐賀県から批判が強まりつぶれる可能性があるためです。

 玄海町長が受け入れをつぶすつもりで「今」表明するなら効果的だと思います。

 朝日新聞(2016.01.27)と中日新聞(2016.01.28 高浜原発3号機の再稼働を前にして)が核のごみ処分場の受け入れと使用済み核燃料の中間貯蔵について都道府県アンケートを公表しました。
 このアンケートに対し、4月26日に開催された放射性廃棄物ワーキンググループで崎田委員が、「自治体に情報提供するこの時期に、なぜアンケートをするのか」と発言しました。

 核のごみアンケートを慎むように資源エネルギー庁が要請すべきたとも受け取れる非常識な発言でした。崎田委員に発言してもらい、それを受けた資源エネルギー庁が報道機関に申し入れるストーリーができていたのではないかと感じました。

 委員会終了直前に、辰巳委員が崎田委員のこの発言について、「なぜメディアに自粛を申し入れるような残念な発言をするのか。事務局に申し入れたのか。」と批判しました。

 崎田委員※は「これから科学的有望地を提示するのは、地名を出すのではないのに、自治体アンケートをした。メディアは考えて欲しいと、私の意見を言った。 もう少し柔らかく捉えて欲しい」と発言を撤回しませんでした。
 圧力をかけて、アンケートを取りやめさせるための発言でした。

 増田委員長は1分程言葉が出せず、口ごもって会議を終わりました。

 こうした状況なので推進側は、今回の玄海町長の発言をもう少し待ってくれたらと、思っていることでしょう。
 


・毎日新聞
核のごみ最終処分場
玄海町長が受け入れ前向き

http://mainichi.jp/articles/20160427/k00/00m/010/152000c
九州電力玄海原発が立地する佐賀県玄海町の岸本英雄町長(62)が26日、毎日新聞のインタビューに応じ、原発から出る「高レベル放射性廃棄物」(核のごみ)の最終処分場受け入れに前向きな意向を明らかにした。国は年内に処分場の適地を示す方針で、岸本町長は「町が適地と示されれば町民説明会を開き、国とも協議したい」と述べた。最終処分場の候補地を巡っては、2007年に高知県東洋町長が応募したが、反対運動で白紙に戻った。それ以来、表立って前向きな姿勢を示した自治体や首長はなく、波紋を呼ぶのは必至だ。

【岸本・玄海町長のインタビュー要旨】

<核のごみ最終処分場>玄海町長の前向きな発言 選定に波紋

 昨年4月27日の玄海1号機廃炉から1年に合わせ、岸本町長は今月21日と26日の2回にわたりインタビューに答え、処分場受け入れを「選択肢の一つ」と明言した。スウェーデンの処分場候補地を13年に視察して以来「日本国内にも造るべきだとひそかに考えてきた。東日本大震災前から町議会とも非公式に議論をしてきて同じ考えが広がっていると思う」とし、「将来の日本のエネルギー政策を成り立たせていく責任が立地地域としてある」と続けた。

 玄海町は、昨年7月に毎日新聞が全国の原発立地自治体を対象に実施したアンケートには、国から処分場の申し入れがあった場合に「断る」と回答していた。これについて、岸本町長は「処分場を造るには土地がないと考えてきた」と説明。だが今月19日に経済産業省の作業部会が、沿岸部の海底地下に埋め立てる工法を提示したこともあり「前向きになった。玄界灘はそれほど深くない。技術的には可能と考えている」と説明を変えた理由を述べた。

 さらに1号機の廃炉に伴う交付金や固定資産税の減収なども、背景にあるとした。また、熊本県内で震度7を2回記録した熊本地震の前震と本震でも、玄海町の震度が2から3だったことに触れ「(玄海原発周辺は)大きな岩盤が地下を占めており、過去に津波が来たという記録もない」などと語った。

 国は、強固な地盤などの条件を満たした「科学的な有望地」を年内に示した上で、自治体に協力を申し入れることにしているが、岸本町長は「適地になるだろう」と話した。一方で、現段階では町民の理解が得られているとは思っていないとして「問題は住民の理解。適地になれば覚悟を決めて説明しなければならない」と強調した。

 岸本町長は佐賀県議を経て06年、玄海原発で実施されようとしていた、MOX燃料を使う国内初のプルサーマル計画を推進する立場で初当選。07年には中間貯蔵施設の受け入れ検討も表明し、14年町長選で再稼働の必要性を訴え3期目の当選を果たした。【関東晋慈】

住民への説明をしっかりすべきだ

 鈴木達治郎・長崎大核兵器廃絶研究センター長(原子力工学)の話 最終処分場は原子力政策にかかわらず必要だ。(玄海町長の発言は)全国的な議論につながる動きとして評価できる。ただこれですぐに処分場に決まるわけではない。処分場の選定では、これまでも首長だけの判断で動こうとしたり透明性がなかったりして住民の不信感を生んでおり、説明をしっかりすべきだ。

高レベル放射性廃棄物

 原発の使用済み核燃料からウランとプルトニウムを分離する再処理を行う際に残る廃液。ガラスで固めた直後の放射線量は、人が浴びると20秒で死ぬ毎時1500シーベルトに達し、天然ウランと同程度の線量に下がるまで数万年かかる。最終処分場に埋める予定のガラス固化体は2万5000本に上る。



2016.04.27時事通信
核ごみ処分場受け入れ「選択肢の一つ」=岸本玄海町長―佐賀
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042700448&g=soc
時事通信 4月27日(水)12時45分配信
 九州電力玄海原発がある佐賀県玄海町の岸本英雄町長は27日、電話取材に応じ、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場に関し、「受け入れは選択肢の一つ」と語った。 

 国から「適地だ」と提示された場合、受け入れの検討を始める考えを示した。



 ・2015.12.11佐賀新聞
  
佐賀県の玄海町長、「核のごみ」対応明言せず  町議会一般質問 <リンク>

2015年12月11日 10時23分

 東松浦郡玄海町の岸本英雄町長は10日の町議会一般質問で、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分地選定をめぐり、議員から町が候補になった場合の対応を問われ、考えを明言しなかった。

 核のごみは最終処分地が決まっておらず、政府は5月、候補地選びを自治体の公募に頼る方式から、適性が高い地域を「科学的有望地」として提示する方式に切り替えた。

 中山昭和議員の質問に対し、岸本町長は「条件的に玄海町は36平方キロメートルしかなく面積的な余裕がない」とした上で、「(質問を)想定していなかったので、きょうは答弁を勘弁させていただきたい」と述べた。

 老朽化した原発の代わりに、敷地内に新たに原発を建設する「リプレース」については、「現況は少し厳しい面はあると思うが、ベースロード電源として確保するには非常に重要な要素」と指摘し、「われわれもしっかり勉強をしておきたい」と答えた。




※崎田委員
 持続可能な社会をつくる元気ネットの理事長で2007年から現在まで資源エネルギー庁の高レベル放射性廃棄物のワークショップを請負、資源エネルギー庁の放射性廃棄物委員を続け、NUMOの評議委員でなおかつ広聴・広報アドバイザリー委員です。



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