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help RSS  三重県知事へ チタン廃棄物の放射線量率基準値と測定値改ざんの意味

<<   作成日時 : 2008/05/27 01:09   >>

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三重県知事が2008年5月20日の記者会見で、石原産業(株)のコンプライアンス総点検報告についてコメント後、記者の質問に答えています。

「平成20年 5月20日 三重県知事の記者会見」へ
http://www.pref.mie.jp/KOHO/gyousei/teirei/080520.htm

石原産業株式会社コンプライアンス総点検結果等の公表に関して(報告)

「発表事項、以上2点でありますが、この際、5月14日に石原産業株式会社がコンプライアンス総点検結果等を公表いたしましたが、このことについてコメントをしておきたいと、こう思います。石原産業株式会社が実施をしたコンプライアンス総点検結果として、今般、公表いたしました虚偽報告や無届けなどの多数の違法行為につきましては、石原産業株式会社が自ら調査して公表したこととは言いながら、このように自社の利益を優先した違法行為を繰り返していたという事実について、改めて強い怒りを感じております。今回の問題で、県は同社にかねてから調査を指示しており、その結果を踏まえ今後とも法令に基づき厳格な対応をしてまいりたいと考えております。また、石原産業株式会社が打ち出しております再発防止策、これにつきましては確実にそれが実行されるよう監視・指導を一層強化し、法令遵守の徹底を指導してまいりたいと、こう考えております。改めて、あきれるばかりのこの事態が分かりましたことについて、強い怒りを込めてコメントをしておく次第であります。私の方からは以上であります。」

以下、質疑で特に問題と感じたチタン廃棄物の放射線量率の基準およびアイアンクレーの測定値改ざんについて意見を述べます。
グリーンの部分は上も、下記も知事の会見の引用です。
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(質)工場の監視・指導強化というお話がありましたけれども、工場外に持ち出されたアイアンクレーの問題について、今後の対応について改めてお願いします。
(答)アイアンクレーにつきましては、特に空間放射線量率が自主管理基準値を超過していたというようなことが社長の記者会見の際にも発表されているところでございます。実は小山処分場につきましては、そういうことを受けまして県の方で敷地境界で測定をいたしたところでありますけれども、これにつきましては周辺の環境レベルと変わらないレベルでございました。いわゆる自主管理基準値というのは、0.14μGy(マイクログレイ)/hでありますけれども、4月4日に第1回の測定をやりまして、42地点中1地点だけは0.16という、0.14よりもわずかに上回りましたが、それ以外は0.14以下であったというようなことであります。5月8日に第2回目の測定をやりましたけれどもいますけれども、覆土等によりまして、全て自主管理値以下であることを確認いたしているところでございます。このことの扱いでござ、これにつきましては今後、文部科学省あるいは環境省と協議いたしてまいりたいと、こう思っております。基本的には、国の方でどう考えるかということがございますので、その対応策につきましては関係省庁と協議を進めてまいりたい、今進めているというところでございます。

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◆自主管理基準値 とは
 知事は「自主管理基準値というのは、0.14μGy(マイクログレイ)/hであります」と語っていますが、自主管理基準値は「0.14μGy(マイクログレイ)/h」以下です。
 自主管理基準という表現は、国から提示されて、それを業界の自主基準とした事業者の用語です。
 1991年6月6日の四省通達で関係府県には「目安」という用語を使ってます。つまり「基準」です。

◆基準 を適用する場所は
 知事は小山処分場での5月8日の2回目の測定で「覆土等によりまして、全て自主管理値以下であることを確認いたしているところでございます」と答えています。
 しかし0.14μGy/h以下であるかどうかを測る場所は、産廃処分場ではなく、事業所である石原産業(株)四日市工場の敷地内です。四日市工場の敷地内で測定して、0.14μGy/h以下であることを確認したチタン廃棄物しか、持ち出すことはできません。処分場には基準は適用できません。
 しかも、覆土して測定したとは、何を目的とした測定だったのでしょうか。覆土で0.14μGy/h以下であれば、据え置きも容認するとの、メッセージとしか考えられません。
 危険を回避するための緊急措置なら覆土という選択肢もありえますが。この覆土は危険回避の緊急措置とは考えられません。
 
◆基準および測定値改ざんの意味
 知事はチタン廃棄物の放射線量率測定値を改ざんして処分した事の意味が、おわかりではないようです。
 チタン製造業者はチタン廃棄物が0.14μGy/h以下の場合に、産業廃棄物として扱うことを4省通達で認められました。0.14μGy/hを超えると放射能に汚染されたものとして、工場から運び出すことができません。管理するしかありません。しかし1トンのチタンに対して2トンの廃棄物が発生すると言われるほど、チタンは廃棄物の発生量が多い製品です。
 石原産業(株)持ち出すことも、捨てることもできないゴミの始末に困って、測定値改ざんという悪質な行為で処分場に捨てました。これを1998年から2004年まで続けました。石原産業(株)はこのことを「チタン鉱石問題に関する対応方針」に反した事項として報告したのです。

 測定値改ざんの意味が不十分なまま「監視・指導を一層強化し、法令遵守の徹底を指導してまいりたい」と言つても県の実行が伴うでしょうか。

 三重県知事はなぜ石原産業(株)社長を直接呼んで、違反や虚偽報告の1つ1つを経過を含めて説明させ、今後の対応策の実現性を知事自ら確かめようとしないのでしょうか。







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